2010年 第5回大会

栄冠は岐阜・郡上市白鳥学校給食センター
〜富山・砺波市学校給食センターが準優勝〜

 第5回全国学校給食甲子園®(主催・特定非営利活動法人21世紀構想研究会)の決勝大会が12月12日、東京都豊島区の女子栄養大学駒込キャンパスで行われ、「あゆとあまごの梅とろり」などの献立を作った中部・近畿ブロック代表の岐阜県郡上市白鳥学校給食センター(栄養教諭、白瀧芳美さんと調理員、見付清美さん)が優勝(味の素株式会社 だし・うま味賞)の栄冠に輝いた。

 白瀧さんは「本当に子どもたちや周りの皆さんのおかげ。夢のようです」。見付さんは「こんな大きな賞をいただけたのは皆さんのおかげ。ありがとうございました」と喜びを語った。

 準優勝(サラヤ賞)は甲信越・北陸ブロック代表の富山県砺波市学校給食センター(栄養教諭、亀ケ谷昭子さんと調理員、山田久美子さん)が選ばれた。

優勝した岐阜・郡上市白鳥学校給食センターの
白瀧芳美さんと見付清美さん

 特別賞の女子栄養大学特別賞は、中国・四国ブロック代表の香川県高松市立国分寺南部小学校(栄養教諭、宮武千津子さんと調理員、間嶋みどりさん)、21世紀構想研究会特別賞は、同じ中国・四国ブロック代表の鳥取県三朝町調理センター(栄養教諭、山下恵さんと調理員、山根里美さん)に贈られた。

 この日の決勝は、全国6ブロック代表の12チーム(栄養教諭・学校栄養職員と調理員の2人1組)が6人分の給食を1時間で調理し、手洗いの衛生管理から始まる調理の過程と食味を審査委員が厳正に評価した。大会ルールで献立には、実際に給食に出されたもので、地場産物を使用してその特色を生かしながら、食育のモデルになり、子どもが喜び郷土愛をはぐくむ工夫がされていることなどが求められた。

 全国から過去最多の1817校・給食センターが出場し、12人の審査委員による第1次書類選考で各都道府県から1校・センターを選出、第2次選考で6ブロックで各4校・センターに絞った。第3次選考で決勝に進む各ブロック2校・センターが決まり、10、11月に名古屋、仙台、福岡で発表された。