2012年 第7回大会

〜第7回全国学校給食甲子園®決勝の前夜祭〜

 第7回めを迎えた全国学校給食甲子園®。いよいよ決勝大会前日となった12月1日、決勝大会出場校(含む施設 以下同)12校が、会場となる東京・駒込の女子栄養大学駒込キャンパスに集結した。
今年は2271校と、過去最高の応募数で、1次〜3次審査で選び抜かれてきた12校が、前夜祭で明日の大会への意気込みを熱く語った。

前夜祭は午後6時半すぎから同大学内のレストラン、松柏軒で開かれた。24人の選手が緊張の面持ちで入場し、後援、協賛、特別協賛の企業や団体の関係者、主催者らが出席した。報道関係者の取材も年々増えている。

決勝大会進出の12校のみなさん

主催者挨拶「郷土の誇りの学校給食で深紅の優勝旗を」

特定非営利活動法人21世紀構想研究会理事長
 馬場 錬成

「今年は応募数が2271校と過去最多数の応募でした。その中から選ばれた12校のみなさんが腕を競って、全力を出して、深紅の優勝旗を持って帰って欲しい。郷土の誇りの学校給食を提供して、勝ち抜いて欲しい。
今夜は前夜祭なので、肩の力を抜いて、情報交換・懇談の場としてください」

実行委員長挨拶「どこが優勝してもおかしくない」

東京国立博物館長
  銭谷 眞美

「1〜6回大会では、すばらしい献立が、限られた時間の中でおいしく作られ、審査は難航してきました。
明日決勝大会に進まれる選手のみなさん、おめでとうございます。全国2200を越える学校の中から1次、2次、3次と予選を突破されたことはたいへんなことです。どこが優勝してもおかしくない状況です。明日は、チームワークの良さを発揮してください。
明日の試食を楽しみにしています。私は、地域の産物をどのように使うのかを見さていただきます。
世界に冠たる日本の学校給食は、栄養バランス・食育・地産地消が考えられています。これはみなさまの大変なご苦労の賜であると思っております。
明日はぜひ決勝大会を楽しんでください」

来賓挨拶「日本の学校給食は世界で最も優れている」

女子栄養大学学長、医師・医学博士  香川 芳子様
代読 : 女子栄養大学短期大学部教授 小川久恵様

「先日ドイツでも賞賛された通り、日本の学校給食は世界で最も優れたものだと思っております。
栄養学的に確定されていて、それを実施する栄養士・調理師のレベルの高さ、サポートする学校の体制など、すばらしいのです。日本人の健康や体格をここまで向上されてきたことを、学校給食に関わる者として、誇りに思います。

しかし、忙しさ、経済的な理由により形式的になり批判を受ける場合もあります。
その限られた制約の中、現場の栄養士・調理師の工夫と努力は本当にすばらしいです。
この大会は、『安全でおいしい』『食文化・地域食材を活かす』『児童生徒が喜ぶ』これができるかのコンテストです。
このような有意義な大会を長きに渡り続けている21世紀構想研究会、実行委員会に心から感謝しております。

出場者のみなさま、今夜はゆっくり休んで、明日は充分に実力を発揮してください」

代読の小川久恵教授

来賓挨拶「給食を通して学校と、地場産業・地域との連携」

文部科学省スポーツ・青少年局長
 久保公人様

文部科学省スポーツ・青少年局からは、全国学校給食甲子園の後援をいただいている。

「全国学校給食甲子園のホームページに掲載されている昨年の受賞者の声などを見て、その感激が伝わってきました。
今年の厳しい予選を勝ち抜いた皆様、明日はがんばってください。

この大会は、学校の栄養士、調理師の先生方のモチベーションアップにも繋がっています。
地場産業・地域との連携も図れて、文部科学省としましても大変喜ばしい事業だと思っております。今後ともサポートさせていだたきたいと思います」

久保局長は、明日の大会の成功を願って乾杯の音頭を取った。