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第11回(2016年)決勝 決勝レポート

開会挨拶  銭谷眞美 実行委員長

「決勝大会にご出場をいただきました12校・施設、24人の皆さまに、心からお祝い申し上げたいと思います。
2,004校・施設のご応募から、第1次・第2次審査を経て都道府県の代表が決まり、第3次、第4次の審査で全国6ブロックから2チームずつ合計12校・施設を決勝大会の参加チームとして選出させていただきました。
審査にあたりましては多くの関係者により厳正に行いました。
本日はこれから実際に調理をしていただきます。ぜひ日頃築き上げたチームワークを発揮していただき、安全安心な給食を作っていただけたらと思います。

昨日のレセプションは各チームがそれぞれ、決勝大会の抱負や献立についてお話をしてくれました。
皆さんの話を聞いておりますと、子どもたちにおいしい給食を提供したい、栄養バランスのとれた給食を提供したいという思いが溢れておりました。
大変頼もしく思いました。

全国学校給食甲子園は、大切な教育内容のひとつである食育の一環として、あるいは食育をさらに充実させるための学校給食の実現ということも目指しております。
そして学校給食の仕事に当たっていらっしゃる栄養教諭、学校栄養職員、調理員の皆さまのチームワークの向上を図りながら、衛生管理が行き届き、栄養バランスがとれたおいしい給食を提供する学校給食の実現を目指しております。

この大会は、文部科学省、農林水産省を始め多くの関係団体、たくさんの企業・個人様からご協賛をいただいて運営しております。
心から感謝申し上げます」

選手宣誓  

奈良県 宇陀市立学校給食センター
栄養教諭 内藤 瞳さん

「私たちは郷土の食材を活かした、安心で美味しく楽しい学校給食を調理するプロフェッショナル精神にのっとり、子どもたちが目を輝かせて喜ぶ学校給食を作ることを誓います」

開会式

※この決勝の様子は、インターネットUstreamで生配信された。

60分の調理が始まる

調理の前には、手洗い検査が行われる。
専用の検査キットで、手に残る菌の数値を測り、
手洗いの効果を確認しました。
緊張感が増す瞬間だ。

手洗い検査

調理開始直前の緊張感

手洗い検査のあとは、あらかじめ下準備を整えた調理台につく。
目をつむる選手、宙を見据える選手…それぞれの思いを漲られている。
そして、大会実行委員長の「調理開始」の発声で、いよいよ決勝大会の調理が始まった。
モニターに大きく映し出されたタイマーが動きだす。

まずは、野菜の洗浄などの作業から手をつける。
野菜を洗う回数も学校給食では定められている。
このような基準を遵守して調理や作業は行わなくなてはならない。
水道の蛇口コックを捻るのも、手で直接触ることはない。
肘でコックを操作するのが学校給食のすごいところだ。
どの選手も器用に扱っている。
こうすることで、手についている細菌類の感染を防止することができる。
衛生管理は徹底しているのだ。

用途別のエプロン

工夫して整えられた調理台

どの出場校・施設も、調理台の上は、見事に整えられている。
折りたたみ式の小さな棚などを組み合わせ、狭い調理台を最大限に有効活用する工夫が凝らしてある。
調味料も小さなパックに計量して入れてあり、整然と並んでいる。
台の脇には、タイムテーブルや、作業導線の図などが張ってある。
時間の管理はもとより、いつもとは違う小さな調理場の中で、選手二人がどのように動くかを計画することは、重要な準備の1つといえる。
調理台に置かれているものは、作業に関するものだけではない。
子どもたちや、地域の方たちから寄せられた応援メッセージや似顔絵も添えられていることがある。
この調理場にいるのは二人の選手だけだが、その背後にはたくさんの方たちの存在がある。
ここには来られなかった多くの方たちと一緒になって闘っているのだろう。

子どもたちからの応援メッセージ

綿密な導線やタイムテーブル

窓の外からは熱い応援の視線

居並ぶ報道のカメラ

そうしている間にも調理時間は刻々と過ぎていく。
30分を過ぎるころは、どの出場校・施設にも、大きな遅れやトラブルは起きず順調な進行のようだ。
選手たちは元気に声をかけあいチームワークの良さもアピールする。

審査委員のチェック

大勢の視線の中での調理

KODOMO審査員も奮闘中

しかし、ここにきて、あるチームが、オーブンを使用する時に、食材を床に落としてしまうトラブルが発生した。
幸い大事には至らなかったが、心理的に動揺してしまうことが心配だ。
忙しい日常業務の中、何度も練習を重ねてきた選手たち。
どんなに努力し、悩み、時間を費やしてきただろうか。
トラブルなく、その力を発揮してほしいという願いは、その場にいる審査委員、スタッフ一同、共通のものだ。

細かい手作業は腕の見せ所

生配信のカメラが走り回る

残り時間20分を切るころには、調理を終えて、盛り付けに取りかかる校・施設も出てきた。
トレイに食器を並べ始める。
今回は、陶器製の食器を使用しているところもある。
ランチョンマットを敷くところもある。
鹿島市立学校給食センターでは、子どもたちは、自分で好きなランチョッンマットを用意して使用するそうだ。
子どもたちが楽しく食事を摂れるように、調理や食材以外にも、このような工夫が見られる。

盛りつけが始まる

片付けも時間内にする作業

盛り付けと並行して、後片付けも進めなくてはならない。
洗い物を済ませ、調理台をきれいに片付けるのも、時間内に行うのだ。
壁には色とりどりのエプロンがかけられているが、これは、使用状況によって使い分けるためのものだ。
洗い物にはそれ専用のエプロンがあり、掛け替えて洗い場に入る。
見ていて気持ちが良いほどの速さと丁寧さで、片付けも進んで行く。

残り時間10分を切るころには、ほぼ作業完了の見通しが立ってきたが、遅れを見せているところもあった。
しかし、時間は待ってくれない。
残り5分となった時にも、新潟県下田学校給食共同調理場はまだ盛り付けに手をつけていない状況だった。
数人の審査委員が、集まってきていて、「大丈夫、間に合う!」という励ましの声をかけている。
選手は急ぎなからも、丁寧に盛り付けを進めていく。
いよいよタイムアウトとなった、まさにその瞬間、盛り付けが完了した。
見守っていた審査委員も報道の方たちも、ほっと安堵したようだ。

完成間近

調理終了!!

60分という短い時間の調理を終えた選手たちは、大きく息を吐いたり、背伸びをしたりしていた。
満足感や開放感を感じていただろう。

調理

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