スコーンを焼く体験学習 北海道・函館盲学校での食育活動紹介

北海道・函館盲学校栄養教諭 門馬則子

北海道の函館盲学校では、年2回「食を学ぼう」という食に関する魅力ある授業を全校行事でおこなっています。

子どもたちにとって身近な食材や料理をテーマに、食に関して興味や関心を高めることを目的とし、地域の専門家にボランティアで学校にお越し頂き授業をします。2006年から始め今回で10回目となりました。

今回は、函館で一番人気のある洋菓子店「アンジェリック ヴォヤージュ」さんのご協力を頂き、
洋菓子の「スコーン」を焼く体験学習をおこないました。

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準備を進める時が一番楽しみであり大変でもある。

講師は、パテシェの大濱史生さん他お店を臨時休業しスタッフ皆様全員にお越し頂き、
たくさんのことを教えて頂きました。

授業は、保護者さんも参加し5グループに分かれ、
抹茶・紅茶・プレーン・チョコ・チーズの5種類のスコーンを焼きました。
混ぜたり、切ったり、卵を割ったり、粉をふるったりの活動は、初めて体験する子どもたちもおりました。
集中して講師の先生のお話を聞き、五感を全て働かせこどもたちはやる気に満ち、講師の皆様を驚かせました。

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初めて卵を割る手つきがいいねえ・・・・

「美味しくなるようにね〜」と講師の先生からの声がけに、更に心を込めて取り組みました。
子どもたちも教職員も講師の大濱さんやスタッフの笑顔にとても魅力を感じて引きつけられました。

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調理に集中して取り組んでいます。

大濱さんは、食べてくれる人のからだに優しい食材にこだわり食材選びをとても大切にされています。
焼き上がったスコーンは、体験しないと分からないほどの良い香りと味がしました。
子どもたちからお菓子を美味しく作る秘訣は?という質問には、
「いつも笑顔で心を込めて楽しく、食べる人の喜ぶ顔を思い浮かべながら作ることが美味しさ秘訣」
だと教えてくださいました。

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包丁さばきも慎重に進めます。

2時間の授業でしたが、この経験をとおして子どもたちが食べ物には、作る方の思いや心、労力がたくさん込められていることに気づき、人を思いやる心や人に感謝できるように少しでも気づいてくれると嬉しいと思います。

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みんなで体験。この達成感が喜びに変わる。

「食を学ぼう」10回続けて感じることは、本物の味や知識は勿論ですが、
「食」は人と人を繋ぐ不思議な力があることを教えて頂いています。