第6回日本食育学会で発表しました

『食育教材「たのしい食事つながる食育」の活用と食育授業の実際』の演題で、第6回日本食育学会で発表しました。

 

  発表者は、全国学校給食甲子園の主催者の特定非営利活動法人21世紀構想研究会の馬場錬成理事長、共同研究者は濱田有希先生(鹿児島県霧島市立安良小学校校長、元文科省食育調査官)、長島美保子先生(公益社団法人全国学校栄養士協議会会長、島根県立大学松江キャンパス非常勤講師)でした。 

 

【研究目的】 第12回学校給食甲子園(特定非営利活動法人21世紀構想研究会主催 2017年12月実施)において行なわれた「応募献立食育コンテスト」の内容と文部科学省(以下:文科省)が小学生の低・中・高学年用に食育教材「たのしい食事つながる食育」(以下、食育教材)を2015年2月に作成し全国の学校現場に配布したものとの比較を行い、学校現場でどのような食育授業が実施されているかを検証し、これからの学校教育で行われる食育の工夫と実施内容について提言を試みる。

 

【方法】  応募数2025から選出された12代表の栄養教諭・学校栄養職員が、応募献立をもとにした食育授業を実際に行なった中からいくつかの内容と方法を検証して文科省の食育教材を比較した。

 

【結果】と【考察】 ①全国のトップ12になる代表の発表内容は、工夫された教材をもとに非常に示唆に富んだ内容であった。A県B市栄養教諭は地元産のはまちを教材として示して献立を説明した。② C県D市の栄養教諭は、D市民の食生活の実態を、グラフを用いて話をしたり、「減塩は人に任せず自分でね」のような俳句を用いて行動目的を伝える自分で減塩に気をつけるにはどうすればいいかを問いかけたりした。 ③食育教材に書かれている内容は、「最低でもこういうことは学校で児童に伝えてほしい」というものだった。 結果①に示す内容は食育教材低学年5ページに記載されている「旬」を学ぶ教材として実物を利用することが児童の興味関心を高める教材となっていた。結果②で取り上げた方法は同高学年22ページに示された「食事と健康について考えてみよう」をより深く、学校給食を通じて学ぶ機会を作った献立と食育であった。食育教材の目的を踏まえ児童に興味を持たせ理解度を深めるための工夫が多角的に盛り込まれていた。結果③に示す内容から学校の教育活動を通じて活用されることにより、児童たちが食に興味関心を持ち考え行動する力を身につけると共に、すべての教職員がそれぞれの地域や学校に合わせて工夫をしながら食育を展開することを狙いとしたものであることが分かった。 本大会では、ここに取り上げた以外にも多くの工夫された食育が発表されている。食育実践は学校給食を生かして今後、益々必要となり食育教材と共に積極的で工夫ができるよう、栄養教諭・学校栄養職員を核として学校教育全体で取り組むことが重要である。

 

参考HP: 食育教材  http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/eiyou/syokuseikatsu.htm

学校給食甲子園HP http://www.kyusyoku-kosien.net/movie/