学校給食の衛生管理に関する会議の開催

学校給食の衛生管理に関する審議会である文部科学省の「学校給食における衛生管理の改善・充実に関する調査研究協力者会議」が、12月17日、文部科学省で開かれ、「学校給食施設・設備の改善事例集」について検討を行った。

会議の冒頭、これまでに今年度発生した学校給食の食中毒事件について報告があり、今後の対応策を協議した。さる11月4日には、奈良県広陵町立広陵北小学校でノロウイルスによる食中毒事件が発生した。次いで11月30日には、新潟県上越市の3つの小学校で、やはりノロウイルスの食中毒事件が発生した。

今年はノロウイルスの大流行の年であり、各地で散発的に中毒事件が発生している。学校給食調理現場では、かなり周到に中毒予防の対応策が実施されているが、それでも発生したことにショックを受けている。10年前までは、食中毒事件と言えば、6月ごろの梅雨の時期から夏の最盛期にかけて発生したものだ。

ところが数年前からは、ノロウイルスによる冬の食中毒事件が頻発しその予防が大きな課題になっている。ウイルスだけに発生すると抗生物質のような特効薬がなく、地力の免疫で回復するよりない。しかもノロウイルスは感染力が強く、二次感染の心配も強い。

こうした新型の食中毒事件をどのように予防するか。この日の会議でも大きな課題を超えていくための衛生管理について様々な対応策を討論した。学校給食の衛生管理は、非常にきめ細かく対応しているものだが、それでも一度に大量の食べ物を安全に調理をすることがいかに大変であるか。いつも感じながらも、衛生管理の在り方に十分という言葉はないという教訓を感じている。