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第11回(2016年)決勝 決勝レポート

講評

田中 延子 審査副委員長
淑徳大学看護栄養学部客員教授

「今年は2,004校・施設の応募がありました。
私は、第一次審査から全ての審査に関わってきました。
今年の特徴としては、奇をてらったようなコンクール向けの派手な献立はなかったことです。
地道に日々努力を重ねている献立で、いつもこういう給食を出しているのだなとわかるものでした。
レベルアップしていることを感じます。

食育に関することも充実してきて、食育が学校の中で浸透してきていることを感じます。

審査は10名の審査員で、点数制でチェックしていきます。
栄養バランス、地場産物の活用率などを審査します。
優勝した北海道足寄町学校給食センターと、準優勝の京都府宇治田原町立学校給食共同調理場は、4次までの審査で、危なげなくどんどん勝ち抜いてきました。
今日の審査に関しては、衛生管理、調理技術、チームワーク、地場産物を有効に活用しているか、味付け、見た目について審査委員が点数をつけ、集計しています。

北海道足寄町学校給食センターは、とても背の高い『螺湾(らわん)ぶき』というものを使っています。
現在は旬ではないので、塩蔵のものを使ったそうで、ふきの香りが若干出ていなかったことが残念でした。
本来の旬に提供されている時には、もっともっとおいしい給食なのだと思います。

京都府宇治田原町立学校給食共同調理場は、昨日のレセプションでのプレゼンテーションもすばらしかったです。
栄養教諭は、原稿を見ないで、自分の言葉で説得力のあるプレゼンテーションをするということも必要ではないかと思っております。
ほとんどの献立に宇治のお茶を活用していますが、緑茶とほうじ茶を使い分けており、すごく上手に表現されたなと思い、感心しました。

このように優勝・準優勝は決まったわけですが、12出場校・施設に、そんなに差があるわけではありません。
ここに来ていただいたというだけですでに誇れることです。
堂々と地元にお帰りいだたきたいと思います。

次につなげるために、良いことばかりではなく、ちょっと感じたこともお伝えします。
衛生管理については、忙しくなってくると、レバーを手で触ってしまったりしている方がいました。
手洗いマニュアルでは、調理中は手にアルコールをかけなくても良いとなっています。
かけすぎると手荒れを引き起こします。
手を洗うたびにアルコールをかけている方が見受けられました。
衛生管理の点では、減点にならないように、もう少しがんばっていただきたいです。

水を出しっ放しのところがありました。水をふんだんに使えるのは日本だけです。
諸外国では非常に貴重なものでもありますし、不要な時はちきんと止めるようにしてほしいです。

牛乳・乳製品部門賞についてですが、これは応募時にエントリーしなければ、審査の対象になりません。
決勝出場校・施設で、牛乳を使っているのにエントリーしていないというところがありましたのは残念です。
また、エントリーした学校や施設でも、デザートには使うものの、料理には使ってないというところが多かったです。
高齢化社会を迎えていますし、健康寿命の延伸という観点からもカルシウムは重要ですから、ぜひ調理に使っていただきたいと思います」

閉会挨拶

馬場 錬成
特定非営利活動法人21世紀構想研究会理事長

「今年も数々の感動のドラマを生んで、第11回大会も間もなく閉会することとなりました。
今年は初めて、深紅の大優勝旗が津軽海峡を越えて行きました。
全国学校給食甲子園では、西日本の学校・施設が比較的強かったのですが、ここ数年は東日本が巻き返してきております。
昨年の優勝は群馬県、その前は秋田県、今年は北海道というように、東日本勢も立派な成績を残すようになってきました。

優勝・準優勝の2校・施設は、とりわけすばらしかったということになりますが、実は12校・施設の成績は審査の過程では紙一重でした。
ほんとうにほぼ同じ成績でした。
ぜひ皆さん、胸を張って、地元の子どもたちや関係者の皆さんに元気な顔でご報告ください。

ところで、全国学校給食甲子園は昨年10周年を迎えました。
そこで10周年記念誌『努力と感動の記録』を発行しました。
これはホームページからPDF版をダウンロードしてご覧いただけます。
どうぞ皆さん、10年間の集大成の記念誌も見ながら、いろいろと想いを馳せていただければと思います。

全国学校給食甲子園は、今日皆さまにお集まりいただいたように、多くの方々のご支援があって初めてできるイベントです。
全国の学校給食現場にいる栄養教諭、学校栄養職員、調理員、教職員の皆さん。
保護者、生産者、流通関係者など、様々な方々。
文部科学省や農林水産省、その他の団体・企業・個人の皆さん。
そして、数々の協賛企業の皆さんのお力があって、初めて成り立っている大会でございます。
今日も多くのメディアの方々が取材してくださっており、注目度も高まっております。
メディアの方たちにも、私たちを支援していただき、感謝しております。

第11回めを迎え、今後も食育、学校給食に関して社会貢献を果たしていきたいと考えております。
これからも、これまでと同様に、皆さんのご協力とご支援をお願いいたします」

表彰式

熱闘を終えた12施設の選手24人と実行委員、審査委員

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協賛企業
  • 株式会社久原本店グループ本社
  • SARAYA
  • 一般財団法人Jミルク
  • 味の素株式会社
  • タニコー株式会社
  • 株式会社藤江(ふじのゑ)
  • 一般財団法人教職員生涯福祉財団
  • 菜友
  • 株式会社日本一
  • 武蔵エンジニアリング株式会社
  • 株式会社ヤクルト本社
  • AIHO アイホーの調理機
  •  アサヒグループ株式会社(アマノフーズ)
  • NAKANISHI
  •  シマダヤ
  •  全国学校給食協会
  •  一般財団法人創英IPラボ
  • 株式会社フジマック
  • みそ健康づくり委員会
  • 森永乳業株式会社
  •  ラバファルト株式会社
  • 理研ビタミン
  • 学校給食用食品メーカー協会
  • 学校食事研究会
  • キッコーマンバイオケミファ株式会社
  • 一般財団法人機能水研究振興財団
  • 株式会社教育新聞社
  • 三信化工株式会社 あんしんを約束 おいしいを演出
  • 新日本厨機
  • 全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会
  • 日本産・原木乾しいたけをすすめる会
  • 三浦工業株式会社
  • 三島食品株式会社
  • ミドリ安全株式会社
  • 株式会社ワコウ
協力
学校法人香川栄養学園
主催
NPO 21世紀構想研究会